顧客とのズレに気づいていますか?

昨日のディスカッションでのひとつの話題として

私たち施術をする立場の認識と患者さんの認識や理解には

差がある、ということがありました。

私たちにとって、当たり前になっていたり、知っていることも

実は患者さんにとっては知らないことであり、自分なりの解釈を

もっていることが多いのです。

例えば、施術後にだるさを訴えられる患者さんがおられるかと思います。

施術後のだるさは施術をする立場の私たちは、

それまでの交感神経優位に偏った過緊張状態から

副交感神経優位に振れて弛緩状態に移行できる状態になったときに

おこる反応(好転反応)として捉えます。

 

しかし、患者さんはこのように捉えてくれるばかりではありません。

「だるさとかしんどいのを取ってもらいにいったのに、

余計にだるくなった」と受け取ることが多々あるのです。

 

これは、好転反応というものを知らないからです。

 

「過緊張状態でピンピンに張りつめていて身体も頭もパンパンだった

状態から、ようやく緩んでいいんだよと身体と頭が切り替えられるようになった

証拠として、だるさや眠さというものが出てきます。

普段、交感神経優位が強ければ強いほど、これは大きく出てしまうかもしれませんが

少し休まれたり、眠ったりすることで、時間とともにだるさは抜け、

回復に向かいますので、今日は無理をせず、身体の発する声を大切にして

ゆっくりと休んでくださいね。」といったように

きちんと説明をしてあげることができれば、患者さんも状況を理解し

安心して帰ることができるわけです。

また、好転反応にはいくつか種類があり、

種類によって生じる体の状態は異なっていきます。

「弛緩反応」は

眠さやだるさがある好転反応で、悪い姿勢が良い姿勢に変わっていく過程で、

多少の痛みを伴うことがあります。眠いなら睡眠をとり、

だるいなら無理せず横になりましょう。

「過敏反応」は、

整体を受けて回復する途中に下痢や便秘、発熱、痛みなどが起こるものです。

「排泄反応」は体の老廃物や毒素が外に出てくる反応で、

汗や便、吹き出物などが普段よりも多く出始めます。

「回復反応」は

血流や神経の働きが回復し始めた時に起こり、

だるさや体の痛みなどの不調が現れます。

時間が経ち正常な状態になればこれらの不調はなくなります。

ちょっとした行き違い、認識違いで信用や信頼を失ってしまうのは

大変もったいないことですし、お互いにとっていいことはありません。

ぜひ、顧客の認識と自分たちの認識のズレに気づいてみて、

よりよい関係を築いていきましょう。

 

お知らせ① 

全国の小学校での姿勢教育活動と姿勢教育ができる

インストラクター育成のための活動資金をご支援ください。

クラウドファンディングで協力をお願いしております。

2020年1月10日までの期間限定となります。

どうぞよろしくお願い致します。

《世界一姿勢の良い国を目指して すこやかしせいプロジェクト》

↑ 上記のQRコードからご協力いただけます。

お知らせ② 

名古屋市の小学校への姿勢教育(出前教室)の導入にあたり

ボランティアスタッフ、協力してくださる方を募集いたします。

現在、1校でも多くの小学校で姿勢教育ができますよう活動中です。

ご希望の方や興味のある方は、メールにてお知らせください。

info@hito-karada-labo.com

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です